朧堂

「おーい、願い事何書く～？」
　自身の身長より遙かに大きい竹を片手に訪れたユエリャンがにこやかに問
いかける。
「ああ、七夕ですか。もうそんな季節なんですねぇ」
相変わらずのほほん、と微笑んでアリステラはカウンターから立ち上がった。

とりとめもなく、行き着く先を絞り込めずに
あれやこれや書いた名残